ユーキリスの日本語に周囲ヒヤヒヤ

2014年03月17日 16時00分

打撃復調とポジティブな日本語が求められているユーキリス

 楽天のケビン・ユーキリス内野手(35=前ヤンキース)のネガティブな日本語に周囲が心配顔を浮かべている。

 

 16日のヤクルト戦(静岡・草薙)でもユーキリスは3打数無安打。オープン戦とはいえ28打数4安打で打率は1割4分3厘と低迷しており、メジャー通算150発を誇る本塁打もゼロと本領を発揮できていない。

 

 ユーキリスは「今はシーズンの準備」と淡々と話しているものの、ここにきて早出特打や居残り特打を行うなど練習量を増やしつつあることから焦りの様子も見え隠れし始めた。

 

 その一方でチームの面々を不安がらせているのが、ユーキリスのジャパニーズトーク。熱心に日本語を学んでいる助っ人はここ最近、練習中にミスをすると「スミマセン、スミマセン」を口ぐせのように連呼する。この程度ならばまだいいが、この日は試合前に星野監督の前で何の前振りもなく「クビ! クビ!」と口にしたから誰もが目を点にした。

 

 もちろん、これは自身の打撃不振を自虐的にとらえたユーキリスのジョークである。しかし打てないだけでなく、ネガティブな日本語ばかり連発する助っ人に「もっと前向きな言葉を覚えればいいのに…」と眉をひそめる関係者は決して少なくない。機転を利かせた指揮官が即座にジョークで「ファイア(解雇)」と応じ、その場で笑いが起こったのはせめてもの救いであった。

 

「まだ彼は日本のストライクゾーンに慣れていない。大体、日本人は7~8割の状態でキャンプに入るがメジャーはキャンプから動き始める」とは星野監督のユーキリス評。打撃の調子が上向けば「ゼッコーチョー」などポジティブな日本語も徐々に増えていくのかもしれない。