メキシコで拘束されていたレイズのランディ・アロザレーナ外野手(25)が26日(日本時間27日)に釈放されたことがわかった。

 AP通信が報じたところによると、アロザレーナは24日(同25日)にメキシコ・ユカタン州で娘の親権を巡って元交際相手と争い、拘束されていた。元交際相手が起訴しないと裁判所に伝え、26日に釈放されたという。この女性との婚姻関係はなく、弁護士が付いていたかどうかは不明。米大リーグ機構はドメスティックバイオレンス(DV)の規定にのっとり調査を開始している。

 アロザレーナは2015年に小さなボートでキューバから亡命し、カージナルスと契約。昨年、トレードでレイズに移籍し、今季のポストシーズン(PS)では新人ながら大活躍。リーグ優勝決定シリーズでは打率3割2分1厘、4本塁打、6打点でMVPに輝いた。ワールドシリーズでも新人では史上2人目の3発。10本塁打、29安打はPS新記録だった。

 タンパベイ・タイムズ紙(電子版)によると、アロザレーナは今月初めにメキシコでコロンビア人女性と結婚しており、この女性との間にも子供が1人いるという。

 レイズは拘束された事実を認識しているが、コメントは出していない。