カブスのダルビッシュ有投手(34)が自宅の庭にピッチャーズ・マウンドを設置した。22日(日本時間23日)、自身のツイッターに画像を添え、「中学の時、よく『お前の家ってやっぱりマウンドあるん?笑』って面倒くさいいじりをよくされたんですが、20年後に無事設置しました」と投稿した。

 バッテリー間は18.44メートル。設置するには少なくとも20メートル超の敷地が必要になるが、画像の後方にはバスケットボール・コートも写っており、十分な敷地があることがうかがえる。

 米国では、投手が木製の板やゴム、人工芝などによって製作されたマウンドで投球練習することは珍しくないどころか、近年では「主流」となりつつある。

 ツインズの前田健太投手(32)が開幕前の自粛期間中に自主トレを行っていた室内練習場のマウンドも同様の人工芝製で、サイ・ヤング賞を受賞したレッズからFAのトレバー・バウアー投手は5月、ホームセンターで木材やゴム板などを調達してマウンド製作を行う過程を自身のユーチューブチャンネルで公開。大リーガーがオフの自主トレ期間中に使うスタンダードなマウンドと言える。

 ダルビッシュが購入したタイプのマウンドがどれほどの値段なのか不明だが、米国内では少なくとも1000ドル、重量も最低50キロ以上の、まさに大きな買い物だ。

 ダルビッシュは例年、テキサス州の自宅近くにある高校の施設を借りて自主トレを行っているが、コロナ禍が続いている今オフは、自宅でもブルペン入りできるよう、来季に向けて万全の準備を進めているようだ。