米スポーツサイトのブリーチャーリポートは20日(日本時間21日)に「FA選手の獲得に最もアグレッシブになるのはどの球団か」というタイトルの特集記事を掲載した。

「最高位」としたのは新オーナーを迎えたばかりのメッツ、ホワイトソックス、そしてブルージェイズの3球団。とりわけメッツは、ロビンソン・カノ内野手(38)が薬物違反で162試合の出場停止処分を受けた影響で、今オフの補強策はより積極的になりそうだ。

 そして最高位に続く「次」にはジャイアンツ、パドレス、ブレーブス、そして新GMにミナシアン氏を迎え、オーナーのモレノ氏が「(来季のチーム総年俸は)下げたりはしない」と公言したエンゼルスが挙がった。同サイトはレッズからFAになっているトレバー・バウアー投手が「チームが必要としている先発1番手としてフィットいる」こと、ヤンキースからFAの「DJ・ラメーヒュー内野手を獲得しても、デビッド・フレッチャーを(放出せずに)遊撃手としてキープできる」と、具体的に大物FA選手2人の名前を挙げた。

 続いての「巨額投資の可能性低い」チームとして挙がったのはヤンキース、フィリーズ、アストロズの3球団。

 そして「巨額投資があるかもしれないが、賢い投資をする」可能性がある球団には、ドジャース、ツインズ、ナショナルズを挙げた。

「投資すべきだが、恐らく動かない」という消極的な球団には、レッドソックス、カージナルス、ダイヤモンドバックスが挙がった。

 メジャーはワールドシリーズ終了から4週間ほどが経過しているが、現時点ではバウアー、ラメーヒューをはじめとする大物FA選手に大きな動きは出ていない。