【フロリダ州タンパ2日(日本時間3日)発】ヤンキースで臨時コーチを務める松井秀喜氏(39)はチームの遠征に帯同せず、居残り組の外野手の練習に一役買った。この日のテーマは逆光での捕球。飛球と太陽が重なるようにノックマシンの角度を定める必要がある。グラブを手にした松井氏はマシンから放たれた飛球を追いながら、身ぶり手ぶりでボールを上げる角度と方向を指示していた。
何度か試すうちに、松井氏が「ウォー」と絶叫。飛球が太陽と重なったようでボールを見失って、捕球失敗。思わぬ珍プレーに松井氏も爆笑だ。
キャンプ合流当初、花粉症に苦しんでいた松井氏は「花粉が出るころには帰ります」と笑っていた。状態はどうかと聞かれると「結構きてるよ」と鼻をムズムズ。野球は楽しいが、松井氏にとってつらい季節の到来だ。