ヤンキースからFAとなった田中将大投手(32)の去就が注目される中、ブルージェイズのファンが集うコミュニティーサイトの「ブルーバード・バンター」は12日(日本時間13日)、「もし年俸1500万ドル(約15億8000万円)の2年契約なら、ブルージェイズは田中と契約するべきか?」との投票を開始。獲得支持派が48%、不支持が52%となっている。

 現在のブルージェイズにはア・リーグのサイ・ヤング賞でシェーン・ビーバー(25=インディアンス)、前田健太(32=ツインズ)に次ぐ3位となった柳賢振(33)ぐらいしか頼れる先発投手がおらず、田中のような安定して試合を作れるスターターを必要としていることは間違いない。

 投票開始から4時間ほど経過した時点で投票数は150を超え、そのうち「絶対に賛成」が25%で「賛成だが熱心ではない」が23%。「嫌ではないが反対」が33%で「絶対に反対」が19%となっている。

 今オフのFA市場では、先発投手はそれほど層が厚いわけではない。しかも、ジャイアンツからFAになっていたケビン・ゴーズマン(30)、メッツからFAになったマーカス・ストローマン(29)が、今季所属したチームから、ともに1年1890万ドル(約19億9000万円)のクオリファイング・オファーを受け入れたため、田中はナ・リーグでサイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアー(29)に次ぐ存在となり、動向に関心が集まっている。