大谷翔平投手の所属するエンゼルスの新GM候補が5人に絞られた。FOXのリポーター、ロゼンタール氏や地元オレンジカウンティー紙のフレッチャー記者などが報じている。シーズン終了とともに前任のエプラー氏が解雇されて空席になったGM職には、これまで15人以上の候補者の名前が挙がっていた。

 現在候補に残っているのは、マリナーズのホランダーGM補佐にブレーブスのミナシアンGM補佐、カブスのマクロード副社長、ダイヤモンドバックスのサーディGM補佐とジャレッドGM補佐で、いずれもGM職は未経験。

 そんな中、11日(日本時間12日)に意外な人物がエンゼルスのGM職に立候補していたことを明かした。大谷が本塁打を放った際の「ビッグフラ~イ、オオタニサ~ン!」でおなじみの米テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」でエンゼルスの実況アナウンサーを務めるビクター・ロハス氏(52)だ。自身のツイッターで「候補から正式に外れたので、改めてGM候補として考えてくれたエンゼルスに感謝を伝えたいです」と告白。エプラー氏解雇の知らせを聞いてオーナーのモレノ氏に直談判し、19ページに及ぶプレゼン資料などを提出したことなども明かした。

 ロハス氏は自身が面接したことを「不安なところへも踏み出して行こうと思う手助けになればと思い、私の話をシェアしました。今の私の能力ではGM職には合いませんでしたが、未来がどうなるかは誰にも分かりません」と力強いメッセージで締めくくった。