米ニュースサイトのNJドットコムは9日(日本時間10日)にヤンキースからFAとなった田中将大投手(32)に関してボストン・グローブ紙(電子版)が7日(同8日)に報じた「ヤンキースに残る。ものすごく信頼できる投手だが、もはや年俸2300万ドル(約24億2000万円)ではない」を引用し、再契約を予想した。

「ヤンキースのキャッシュマンGMは2021年の先発ローテーションにおいて少なくとも3つのスポットを埋める必要がある。そのうちの一つは田中になる」と同サイト。ただ、「田中との再契約は理にかないすぎているが、ゲリット・コールに次ぐ先発2番手としてカウントできない」と辛口の評価を付け加えた。

 そして「キャッシュマンGMは3億2400万ドル(約341億円)のエースを援護するために冬の買い物をするかもしれない」と田中以外の先発投手と契約する可能性を挙げた。具体的な選手名に言及しなかったが、FA市場の目玉とされるトレバー・バウアー(レッズからFA)やマーカス・ストローマン(メッツからFA)らが候補だろう。

 両投手とも今季の所属球団から1年1890万ドル(約19億9000万円)のクオリファイング・オファーを提示されたが、バウアーはすでに拒否している。回答期限は11日(同12日)。これを過ぎると本格的なストーブリーグに突入する。