米テレビ局のMASN(電子版)は4日(日本時間5日)にヤンキースからFAとなった田中将大投手(32)について、オリオールズかナショナルズが来季の先発ローテーションの有力候補に挙げながらも、ヤンキースと再契約の可能性が高いと報じた。MASNはオリオールズとナショナルズの合弁会社で両チームの試合を中継している。

 オリオールズ担当記者は、田中とヤンキースをかなりの蜜月関係と判断。「田中はヤンキースと3年総額3900万ドル(約40億8000万円)の契約を結ぶだろう」と予想。オリオールズにとっては高額で対抗できないと諦めモードだ。

 またナショナルズ担当記者もチームの田中獲得への動きは鈍いと読む。「ヤンキースは田中と再契約を望んでいる。他のチームが獲得するには多額の費用がかかるだろう。田中が抱える右ヒジのリスクと、ナショナルズがアジア選手との契約に消極的な事実を考えると動かないのではないか」との考えを示した。田中の価値は3年総額3300万ドル(約34億5000万円)と見積もっていた。

 MASNだけでなく米メディアの大半は、田中とヤンキースの再契約を予想。来年もピンストライプのユニホームでマウンドに上がる可能性は高そうだ。