ヤンキースの田中将大投手(25)は春季キャンプで臨時コーチを務める松井氏と距離を置くことを示唆した。ヤ軍入団の際に電話で話している2人とあってツーショットが期待されたが、「あいさつさせていただきました」というが、グラウンドでの接触はなかった。

 2006年8月、田中が高校全日本選抜で渡米した際、ヤンキー・スタジアムで松井氏と初対面。それから8年…。しかし、田中は「なんにも感じてないです。なんにも考えてなかったです…すいません」と苦笑いだった。

 報道陣から“松井氏から学びたい点は”の質問には「ピッチャーと野手なので一緒になる時間があんまりないと思いますので難しいですね」。報道陣の“期待”に応えられずに申し訳なさそうにするばかりの田中だったが、そこには“周囲に振り回されずに自分の調整に集中する”という強い意志が感じられた。

 20日(日本時間21日)は全体ミーティングのあと、短距離走や投内連係など1時間ほどで練習を終えた。21日(同22日)は打撃練習に登板する予定だ。