ドジャースが32年ぶりに制覇したワールドシリーズ(WS)第6戦で新型コロナウイルスの陽性反応を示したジャスティン・ターナー内野手(32)の愚行が29日(日本時間30日)も波紋を広げている。ターナーは8回の守備から退き、別室で隔離されていたが、試合後、米大リーグ機構(MLB)の要請に従わず優勝セレモニーに参加した。

 USAトゥデー紙(電子版)は29日付でドジャースとレイズの選手、関係者らが自宅に戻り、自主隔離に入ったと報じた。関係者2人から匿名で得た情報として「ターナーと濃厚接触していたドジャースの面々は、28日に空路でロサンゼルスへ帰宅。ターナーと妻コートニーさんは、個別にチャーター機で帰宅した」という。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局は追加措置について「調査の詳細は伝えられませんが、公衆衛生局はドジャースと緊密に協力して、追加の感染を防ぐ措置および濃厚接触のあった選手やスタッフらに必要な隔離の指示をしました」と同紙に明かした。

 公衆衛生局は「(ターナーのように)症状が出ていない場合でも、他人と接触するには10日間隔離した上で、症状と熱がない状態を24時間以上キープする必要がある。また、陽性反応を示した人と24時間以内に15分以上接触のあった者は14日間の隔離が必要である」とのガイドラインを示し、ドジャースナインらにも14日間の隔離を要求している。

 世界一のオフ満喫から一転、自宅で缶詰め生活を余儀なくされたドジャースナイン。我慢するしかない。