米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは26日(日本時間27日)に「FA、トレードシーズン前に押さえておきたい大リーグ各球団の大警報」というタイトルの特集記事を掲載した。

 レッズはナ・リーグのサイ・ヤング賞有力候補でワールドシリーズ終了後にFAとなるバウアー投手にクオリファイング・オファー(QO)を出すことは確実とされているが、同サイトは「引き留められるか」とした。今季のQOの規定額は1890万㌦(約20億円)だ。

 今年はコール投手が大型契約に見合った活躍を見せたヤンキースには、「ケチってはならない」と先発投手に投資するように警告し、安定した働きを見せたFA組の田中将大投手(31)とハップ投手の名前を挙げた。

 また、ツインズ、メッツ、エンゼルスの先発投手の補強、ドジャース、フィリーズの救援投手の補強も「ケチってはならない」との警告を受けた。

 メジャーではFAになる選手が全球団との契約が可能になるのはWS終了翌日から5日間と定められている。また、各球団はその5日間でFAになる所属選手に対しQOを提示するかしないかを決断する必要がある。

 ただ、今季はレギュラーシーズンが60試合に短縮された上に、無観客で開催されたため、全球団で収入が激減。マネーゲームに発展する可能性は低いだろう。コロナ禍の直撃を受ける今オフの移籍市場、どうなるか。