ホワイトソックス、アスレチックス、カージナルスで監督通算2728勝を挙げ、3度のワールドシリーズ制覇を達成したトニー・ラルーサ氏(76)が、ホワイトソックスの新監督として現場復帰する可能性があることが14日(日本時間15日)に分かった。

 ラルーサ氏は2011年限りでカージナルスの監督を勇退。14年からダイヤモンドバックス、17年からレッドソックス、19年11月からはエンゼルスのフロントでGM特別補佐を務めている。

 USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は14日に自身のツイッターに「エンゼルスは公式に、ラルーサ氏がホワイトソックスの面談を受けることを了承した」と投稿した。果たして10年ぶりにユニホームを着ることになるのか。ラルーサ氏はホワイトソックスで1979年から解任された86年途中まで指揮を執っており、復帰すれば実に35年ぶりだ。

 レンテリア監督を解任したホワイトソックスの新監督候補には昨年オフに発覚したサイン盗みで米大リーグ機構(MLB)から今季終了までの職務停止処分を科された前アストロズ監督のA・J・ヒンチ氏、前レッドソックス監督のアレックス・コーラ氏らの名前が挙がっている。