【マサチューセッツ州ボストン20日(日本時間21日)発】新ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指す楽天・田中将大投手(25)と複数球団との交渉が、期限の米国東部時間24日午後5時(同25日午前7時)を目前にして大詰めの段階を迎えている。

 大リーグの公式サイトは「田中ドラマはまもなく結末を迎える」との見出しで、早ければ(現地時間21日の)火曜か水曜にも何かしらの動きが見られ、総額1億ドル(約104億円)を超える巨額の契約内容が明らかになるだろうと報じ、本命とされてきたヤンキース、ドジャース、そしてダイヤモンドバックス、ホワイトソックス、カブスなど決して多くの球団が交渉しているわけではないが、田中と(代理人の)ケーシー・クロース氏は依然、沈黙を守っていると伝えた。さらに田中の決着まで“保留”状態になっている多くのFA選手の移籍市場も、移籍先決定とともに一斉に活発になっていくとし、多くの選手がこの騒動の終結を待ち望んでいると付け加えた。

 また米国内では「一歩リードしている」とされているカ軍について、FOXスポーツ(電子版)は「ヤンキース、ドジャースよりも必要としている」という記事を掲載。その理由として2年前にレッドソックスからトレードで移籍しながら結果を残せていないエプスタイン球団社長とホイヤーGMが田中獲りに本気になっていること、有望な3人の若手投手を大リーグで通用させるためにも田中を必要としていると説明した。果たして田中の結論は…。