ヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティン容疑者(29)は、離婚協議中のカーラ夫人(32)への監禁・暴行容疑で逮捕された(日本時間15日に保釈)。

 莫大な資産を持つプロスポーツ選手の離婚となれば、そこには必然的に高額慰謝料が付きまとう。最近話題になったのはプロゴルファーのタイガー・ウッズ(38)だ。米メディアの「ビジネスインサイダー」によれば、2010年8月に離婚が成立したエレン前夫人への慰謝料は1億1000万ドル(約114億円)とされている。

 ウッズよりも高額なのは、NBA元スーパースターのマイケル・ジョーダン氏(50)。06年12月にファニータ前夫人との間で合意した慰謝料は1億6800万ドル(約174億円)だった。プロゴルファーのグレッグ・ノーマン(58)も07年9月にローラ元夫人へ1億1820万豪ドル(約110億2000万円)の慰謝料を支払うことで離婚が成立している。

 メジャーリーガーではアレックス・ロドリゲス(38=ヤンキース)が群を抜いている。複数の米メディアの報道によれば、浮気が原因で08年9月に離婚したシンシア元夫人へ5000万ドル(約52億円)を法廷闘争の末に支払うことで合意したという。

 日本人で記憶に新しいところでいえば、レンジャーズのダルビッシュ有(27)だ。前夫人でタレントの紗栄子(27)と12年1月に離婚し、その際の所属事務所側の発表は「慰謝料はなく(2人の子供への)養育費は裁判所の指導に従った適正な価格」というものだった。養育費の額は「月200万円弱」とも言われているが、当初は「5億円」ともウワサされた慰謝料がふたを開けてみると「ゼロ」だったことのほうが大きな話題になった。

 一方、今回のバレンティン容疑者と同じDVで「逮捕→離婚」となったのが、元サッカー日本代表の奥大介氏(37)だ。13年6月に女優で当時妻の佐伯日菜子(36)への脅迫容疑で神奈川県警によって逮捕されたが、約3週間後に起訴猶予で釈放。同年7月に離婚が成立し「財産分与は半々。(2人の愛娘への)養育費と慰謝料は、かなり緩く(安く)したと聞いている」(佐伯の所属事務所関係者)。