田中投手“行きたい3都市”判明

2014年01月12日 11時00分

田中は3つの都市を希望しているという

【マサチューセッツ州ボストン10日(日本時間11日)発】新ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す楽天の田中将大投手(25)は滞在中のロサンゼルスで獲得を希望する複数の球団と面談を行った。メジャー移籍にあたり、田中に意中の球団はないとされていたが、実は3つの都市を希望しているという。それはロサンゼルス、二ューヨーク、ボストンだ。具体名が浮上したことで年俸総額1億ドル(約104億円)とされる契約条件の見直しは必至。争奪戦はさらに激しくなりそうだ。

 米メディアなどの情報を総合すると田中は代理人のケーシー・クロース氏(50)とともにヤンキース、カブス、ホワイトソックス、ダイヤモンドバックス、ドジャース、エンゼルスらと交渉の席に着いたという。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、ホワイトソックス側からはベンチュラ監督やハーンGMら3人が出席した。

 CBSスポーツ(電子版)は、10日(同11日)までに10球団以上と接触する見通しだと報じている。クリーブランド・プレイン・ディーラー紙(電子版)は「インディアンス、レッドソックス、レイズ、カージナルスも会談するようだ」と伝えた。

 激しい争奪戦が繰り広げられているが、これまで田中は明確な希望球団はなく、メジャーで野球をやるための米国移籍だと思われていた。ところが、ここに来て“意中の球団”が浮上した。

 サンフランシスコ・クロニクル紙のジョン・シェイ記者はこの日、自身のツイッターで「マサヒロ・タナカが行きたがっている3つのスポットはロサンゼルス、ニューヨーク、そしてボストンであると聞いた。(すなわち希望球団は)ドジャース、エンゼルス、ヤンキース、メッツ、レッドソックス」とつぶやいた。シェイ氏は長年にわたってジャイアンツを取材しているベテラン記者で、メジャー関係者、選手からの信頼は厚い。米メディア関係者は信ぴょう性が高いと見ている。単なる臆測ではないというわけだ。

 シェイ氏のつぶやきは争奪戦をさらに過熱させるだろう。田中がロサンゼルス、ニューヨーク、ボストンに行きたいと考えているとすれば、この3都市以外を本拠地とする球団は圧倒的に不利だ。逆転するためには年俸総額1億ドルを超えるとされる契約条件の大幅な上積みが必要となる。また、すでに面談を終えたとされるドジャース、ヤンキース、エンゼルス、今後会うと思われるレッドソックス。ともに“意中の球団”として有利な立場同士であるからこそ、マネーゲームをさらに激化させるはずだ。田中争奪戦は文字通り青天井となり最終的に、どこまで跳ね上がるのか見当もつかない。

 今オフの大型契約といえば、ヤ軍からFAとなったカノがマリナーズと結んだ10年総額2億4000万ドル(約250億円)。メジャー史上3番目の高額だ。田中は5年か6年契約を希望しているとされ、総額で並ぶことはないだろうが、単年なら可能性はありそうだ。