ヤンキースの田中将大投手(31)がプレーオフ一回戦のワイルドカード・シリーズ(3回戦制)で第2戦に先発登板することが決定した。アーロン・ブーン監督が26日(日本時間27日)のマーリンズ戦を前にオンライン会見で明言した。

 米メディアに「まだ対戦相手がどこになるか決まっていないが、相手がどこになっても先発投手は初戦がコールで、2戦目が田中で変わらないのか?」と聞かれた指揮官。「そうだ。その方向でいく」と言い切った。第2戦は30日(同月1日)に予定されている。

 田中は2014年のヤンキース入団以来、プレーオフで抜群の安定感を見せている。8試合に先発して合計46イニングを投げ、5勝3敗、防御率1・76、37奪三振。味方打線の援護があれば、黒星が白星に変わっていたことだろう。

 ヤンキースは27日(同28日)の公式戦最終戦でマーリンズに勝つか、もし負けてもブルージェイズがオリオールズに敗れるとア・リーグのプレーオフ第5シード。もしヤンキースが負けてブルージェイズが勝つと第8シードに落ちる。いずれにしても29日(同30日)から始まるワイルドカード・シリーズは敵地で戦わなくてはならない。

 第5シードの場合は第4シードになる可能性を残すツインズ、ホワイトソックス、インディアンスのいずれかと対戦。第8シードの場合は第1シードのレイズと激突することになる。