アストロズ・バーランダーが37歳でトミー・ジョン手術決断

2020年09月20日 10時32分

トミー・ジョン手術を受けることになったアストロズ・バーランダー(ロイター)

 プレーオフ進出を目指すアストロズに衝撃が走った。エースのジャスティン・バーランダー投手(37)が19日(日本時間20日)に自身のインスタグラムで右ヒジの靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることを明かした。

「今日は皆にニュースがある。数日前のシミュレーションゲームで右ヒジに違和感を感じ、磁気共鳴画像装置(MRI)検査とドクターたちに診てもらった結果、トミー・ジョン手術が最善の選択肢だということがわかった」と告白。言葉を選びながら「良い知らせではないが、自分は前向きに捉え、一心不乱にリハビリに専念し、終わったときにはさらに強くなって帰ってくるよ」と力強く復活を約束した。

 37歳以上でトミー・ジョン手術を受けるのはメジャーで10人目だという。通常12~15か月のリハビリ期間を要するとされ、バーランダーの復帰は22年、39歳で迎えるシーズン中盤以降の見込み。完全復活は23年になりそうだ。ベテラン右腕は「全てが良くなったら、キャリアの最後を健康で1球でも長く投げ、自分のゴールをいくつか成し遂げたいと思う。支えてくれているチームメート、コーチたち、アストロズには本当に感謝します」と伝えた。

 バーランダーは7月24日(同25日)のマリナーズの開幕戦で自身12度目の開幕投手を務め、6回3安打2失点で今季初勝利を挙げるも、右前腕の張りで27日(同28日)に負傷者リスト入り。21日(同22日)のマリナーズ戦に先発で復帰予定とされていた。16日(同17日)にシミュレーションゲームで投げたところ、状態が悪化したようだ。

 アストロズは18日(同19日)現在、25勝26敗の地区2位でプレーオフ圏内だが、同3位のマリナーズとは3ゲーム差。バーランダーは切り札だった。万が一、同3位に転落した場合、残り2枠のワイルドカード争いでは勝率で届かない可能性が高い。

 バーランダーはメジャー通算225勝、3013三振。昨季34試合に登板、21勝6敗、防御率2・58でチームのワールドシリーズ進出に貢献した。3度目のノーヒットノーランを達成、3度目の最多勝獲得、2度目のサイ・ヤング賞受賞と大活躍だった。アストロズとは昨年の開幕前に21年までの2年6600万ドル(約69億円)で契約更新している。

「45歳まで投げたい」と明かしている球界の大エースにとって正念場だ。