ダルビッシュが8勝目を逃しサイ・ヤング賞争いが大混乱に

2020年09月17日 11時00分

好投も8勝目を逃したダルビッシュ(ロイター=USA TODAY)

 カブスのダルビッシュ有投手(34)は15日(日本時間16日)に本拠地でのインディアンス戦に先発し、7回を9安打3失点、7三振1四球で、勝ち投手の権利を得て降板した。しかし、9回に救援投手が追い付かれ、8勝目を逃した。チームは6―5でサヨナラ勝ちした。

 ナ・リーグ単独トップの8勝目はならず、79奪三振は同2位タイ、防御率も2・00に下がり同5位に後退した。この結果、一部メディアはサイ・ヤング賞争いから一歩後退と報じた。しかし、一夜明けた16日(同17日)に自責点が3から2に変更され、防御率は1・86で同3位となった。何とか踏みとどまった格好だ。

 カブスのアナウンサーを務めるレン・カスパー氏のツイッターによると、15日のインディアンス戦を担当していた公式スコアラーが映像を見直し、3回にデシールズのバント安打から三塁手の一塁への悪送球で追加された自責点2点のうち、1点は自責点ではないと変更された。

「勝って良かった」と試合後、ダルビッシュは振り返ったが、米スポーツサイトのアスレチックは「ダルビッシュが打てなくない夜もあるさ。『今日はひどかった。いい球が何もなかった』という本人のコメントは7回を3失点7奪三振の試合では少し言い過ぎに感じる。それほど今季のダルビッシュがすごいのだ」とフォローした。

 NBCスポーツ(電子版)も「カブスが見慣れているダルの支配的なパフォーマンスは、この日見ることができなかった。しかし、ダルビッシュはそれでも7回3失点というクオリティー(価値ある)登板をしてみせた」と称賛した。実際、クオリティースタート(6回以上投げ、自責点3以下)は9戦連続と安定感は抜群だ。

 本命・ダルビッシュが2試合連続で白星を逃したことでナ・リーグのサイ・ヤング賞争いは一気に大混戦になった。ダルビッシュの登板予定は残り2試合。相手を圧倒する投球に期待だ。