レッズ・秋山 9月好調の要因はダルビッシュから放った安打

2020年09月16日 08時49分

秋山翔吾(ロイター=USA TODAY)

 レッズの秋山翔吾外野手(?)が15日(日本時間16日)に本拠地でのパイレーツ戦前にオンライン会見に応じ、9月に入って好調の理由を明かした。14日(同15日)までの14試合で打率3割1分4厘、12四死球、出塁率は4割8分9厘。それに伴い打順も定着していた下位から西武時代から定位置だった1番を奪回した。

 打撃の状態が上がっている要因について〝経験値〟の増加を挙げた。

「投手の球の速さに慣れてきたのもあれば、打てるところ、打てないところ、ストライクゾーンの見極めというのもある。それが何かって言われると難しいが、修正してこられていると思う」

 11日(同12日)のカージナルス戦から1番に復帰した。

「ウィンカーとムース(ムスタカス)が(負傷で)出なくなったことによって1番を打つチャンスが回ってきたというか…。本当はどれだけ選手がいても、1番を打ちたいという思いは強く持ってシーズンも始まった」

 開幕直後は1番を任されたが8月19日(同20日)から6番に〝降格〟。その後、7番、8番での出場もあった。

「それが1回、まあ、数字とともに下位打線で出るというのがあったんですけど、久しぶりに1番を打った時は、なんとか今日は結果を残してやろうと思って入った。そこからまた出塁することによる自分の役割というか、これが本来の仕事、開幕からやりたかったことだなとあらためて実感している」

 打撃が良くなるきっかけに8月29日(同30日)のカブスのダルビッシュ有投手(34)との対戦を挙げた。

「ダルビッシュさんとやった試合はアメリカの投手よりもちょっと意識するところもあったし、それまでの成績も踏まえて、これは何かを変えたりとか、もう一つ何か変化がないと打席に入れないなと思った」

 1打席目は打撃妨害、2打席目は投失でそれぞれ出塁。3打席目でカウント0―2からの5球目、96マイル(約156キロ)の直球を右前に運んだ。ダルビッシュは試合後、「納得できる球を完璧に打たれた。今の数字(打率1割台)の打者では絶対ないと思いました」と賛辞を送った。9日(同10日)の2度目の対戦も2打数1安打だった。

「打ち方もその前から少し修正はしていたんですけど、あの1本が出て、ダルビッシュさんのコメントとか、話したりする中で、この形が自分が非力な打者としてもラインアップに入る中で必要なことというのは、あの試合から改めて、結果も少しついてきたところもあれば、残り何試合かでなんとかしないといけないなっていう、両方が重なった試合だったかなと思う」

 ここまで本塁打はゼロ。西武時代は2017年から3年連続で20本塁打をマークしているだけに1本欲しいところだ。

「今シーズン、出るか出ないかは大きなところ。。1本ホームランを打ったからって求められているものではない。ただ、相手投手とかチームに与える印象は、ホームランが打てるか打てないかというのあると思うので、1本出たらいいなと思っていますけど、打撃を変えてまでとは思わない」

 14日時点でチームはプレーオフ出場へ最後の枠となるリーグ8位のジャイアンツに1ゲーム差と肉薄。秋山の活躍がカギを握る。