開幕前はワールドシリーズ出場の本命といわれながら大失速してプレーオフ出場さえ危うくなっているヤンキースに明るい兆しだ。負傷者リスト(IL)入りしている大砲2門、アーロン・ジャッジ外野手(28)とジアンカルロ・スタントン外野手(30)の復帰が間近だという。

 ブーン監督は11日(日本時間12日)、オリオールズとのダブルヘッダーを前に会見し「復帰はもうすぐ。感覚も動きも非常に順調だ。試合に出場して打席に立つ前の最終段階に入っている」と現状を説明。週末はマイナー施設で試合形式の練習を行い、1週間以内の戦列復帰に期待を寄せた。

 ジャッジは8月11日に右ふくらはぎを痛めてIL入り。同26日に復帰したが、その試合で再び同じ箇所を負傷してILに逆戻りした。スタントンは左太もも裏の張りで8月8日からプレーしていない。

 ヤンキースは10日(同11日)の試合で連敗を5で止めたものの、それまでの20試合は5勝15敗。貧打が最大の要因で、ア・リーグ東地区3位に沈んでいる。