ヤンキースの田中将大投手(31)は10日(日本時間11日)に次回登板となる11日(同12日)のオリオールズとのダブルヘッダー第2試合に向けてオンライン会見した。ここまでキャンプ中に打球を頭部に受けて出遅れた影響で球数制限を設けられていたが、前回登板のオリオールズ戦から制限がなくなり今季最多の95球を投げた。

 コンディション的には「バッチリです」と断言した田中。ここからアクセル全開といきたいところ。「こういうチーム状況ですから何とかしたいという思いはありますけど、先発投手にとっては5試合に1試合しか投げられないので、そこの重要性というものはどうであれ変わらないと思います」と冷静だ。

 チームは8月中旬から急失速。9日(同10日)のブルージェイズ戦は勝ったものの、22勝21敗で貯金はわずかに1だ。ア・リーグ東地区3位で、対戦相手のオリオールズは4位で1・5ゲーム差。プレーオフ出場の直接のライバルだけに絶対に負けられない。

「負けが込んでフラストレーションというものはおのおのたまっていたと思うし、でも昨日勝ってまたホームで戦いが始まるのでいい方向に行けばいいと思います」