ヤンキース・田中が5回⅓6安打4失点で2敗目 プレーオフ進出争いで後退

2020年09月07日 08時00分

 ヤンキースの田中将大投手(31)は6日(日本時間7日)に敵地でのオリオールズ戦に先発し、5回⅓を投げ、1被弾を含む6安打4失点(自責点2)、5三振1四球で2敗目(1勝)を喫した。チームは1―5で敗れ3連敗。

 初回、オリオールズ打線が積極的に仕掛けてきた。先頭アルベルトに1ボールから2球目をセーフティーバントを決められ、次打者スチュワートにも1ボールから2球目、真ん中に入ったスプリットを右翼席へ豪快に運ばれた。まさかの先制2ラン。4球で2点を失った。

 その後も安打と四球で無死一、二塁のピンチ。空振り三振と左飛で二死を奪い、7番ウィリアムズの時に捕手クラッツが二塁走者をけん制で刺し、追加点は許さなかった。

 2回以降は持ち前の高い適応力と粘りで立ち直った。カーブでカウントを取り、スライダーを軸に5回まで安定した投球で得点は許さなかった。

 だが、6回に先頭セベリーノに三ゴロ失策で出塁されると、一死後にルイーズに中前打。球数が今季最多の95球だったこともあり、ここで降板となった。2番手セサが押し出し四球と適時内野安打を許し、計4失点となった。

「初回はマウンドに上がってちょっとズレというものを感じてホームランを打たれましたが、そこから何とかアジャストしていこうと、いろいろちょっとずつ変えていいポイントを見つけながら投げて、それがその後のイニングを抑えられたところにつながったと思います」と田中は粘りの投球を振り返った。

 頭部への打球直撃というキャンプ中のアクシデントで調整が遅れていたため、首脳陣から設けられていた球数制限も解除された。6回途中での降板となったが、「あの場面で交代になりましたけど、投げようと思えばまだエネルギーはありました」と体力面での不安はないと断言した。

 ただ、チームは苦しい。この試合の敗戦で地区首位のレイズに6・5ゲーム離され、同率2位で並んでいたブルージェイズが勝ったため3位に転落。プレーオフ争いでも第8シードに後退し、すぐ下のオリオールズとは2ゲーム差だ。「厳しい状況にいるのは間違いないですけど、一試合一試合ベストを出して戦っていくしかないですね」と厳しい表情だ。

 この状況を乗り越えるには何が必要か。右腕は「チーム全体で最後まで戦う姿勢を崩さないことじゃないですか」と強調した。田中もヤンキースも流れを引き戻さなければ、プレーオフに進めずシーズン終了だ。粘れるか…。