ツインズ・前田健太におわびのお米券 勝ち星を消したロジャーズが気遣い

2020年08月22日 12時00分

ノーヒットノーランを逃し降板する前田(ロイター=USA TODAY )

 ツインズの前田健太投手(32)がチームメートのテーラー・ロジャーズ投手(29)からおわびの手紙とお米券を贈られたことを21日に自身のユーチューブチャンネル「マエケンチャンネル」で明かした。

 事の発端はあと一歩でノーヒットノーランだった18日(日本時間19日)の前田の先発登板だ。9回の先頭打者に打たれ記録達成はならなかったが、前田と交代した守護神のロジャーズが3失点を許し、前田の勝ち星が消滅。それでもチームは延長戦の末に勝利し、8連続奪三振の球団新記録を樹立した投球内容に前田自身は満足そうだったが、ロジャーズの気は収まらなかった。登板翌日、前田に手紙とオンラインで買える高級米のチケットをプレゼントしたという。

「野球だから、抑えが打たれるのは仕方がない。ロジャーズはすごく良いチームメートだし、すごく真面目で、すごく練習してるっていう姿も知っているんで、打たれても正直仕方ないって思える選手。僕のピッチング内容自体がなくなるわけではないし、チームも最終的に勝ったから、チームとしてはOKだし、仕方ないんですけど、ロジャーズがどうしても、どうしても健太に何か返さないと気が済まないってことで…これが僕のロッカーに置いてあったんですよ。『ケンタ』って」と前田は白い手紙を見せながら報告した。

 今にも笑い出しそうな様子だが「内容はちょっと汚い言葉も入っているので発表できない。『昨日、最高なピッチング、最高な1日を壊してしまって申し訳ない』みたいな感じの手紙だった」と心からうれしそうに伝えた。ロジャーズは当初、お酒のおわびを考えていたそうだが、前田が飲めないことを知り「健太が直接必要なものじゃなきゃダメだ!」と前田の通訳やトレーナーらと相談して高級米を選んだという。

 その一方で、8連続奪三振の球団記録更新を記念して、チームからはMLB公式マークの付いた試合当日のユニホームとボールを贈られたことも紹介。「次はノーヒットノーランが達成できるように頑張ります。なかなかチャンスが来ないと思うので、5年後くらいにまたチャンスが来たら…」と頼もしい表情で締めた。