ヤンキースの田中将大投手(31)は18日(日本時間19日)に本拠地でのレイズ戦に先発登板して、4回0/3を2本塁打を含む8安打6失点、2三振無四球で今季初黒星を喫した。「7番・三塁」でスタメン出場したレイズの筒香嘉智外野手(28)は遊ゴロ、右飛と2打数無安打に抑えた。チームは3―6で敗れ、連勝は6でストップ。同時に今季10戦全勝だったヤンキー・スタジアムでの不敗神話も止まった。ニューヨークの地元メディアは期待を裏切った右腕に対して落胆の色を隠さなかった。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「ヤンキー・スタジアムに心地よい空気が漂う中、ジャッジ、スタントン、ラメーヒューのいないラインアップながらも期待された勝利をガタガタの田中が消し去った」とバッサリ。ニューズ・デー紙(電子版)は「田中はタフな夜を過ごした」と見出しをつけ、「(相手先発の)スネルに投げ負けた」と断じた。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙(電子版)もスネルと比較して、「制球の甘かった田中は強打され、ヤンキース打線はスネルに制御された」とガッカリだ。NJ.comは「ヤンキースはレイズを止められず、田中は殻に閉じこもった」、ヤンキース公式サイトは「田中がへまをして、ヤンキースの本拠地連勝は終了」と伝えた。

 今季4度目の登板が最悪の内容だった田中。次回登板では圧巻の投球で今季初白星を挙げたいところだが…。