今季無得点に終わったリバプール・南野拓実 来季への課題は

2020年07月30日 11時00分

南野拓実

【前園真聖 ゾノの焦点】イングランド・プレミアリーグを制覇したリバプールの日本代表MF南野拓実(25)は無得点で今シーズンを終えました。世界トップが集まるクラブで定位置を確保するのは簡単ではない上、シーズン途中となる1月の加入で、チーム戦術への順応や同僚との連係なども機能せず、存在感を示せませんでした。

 それでも世界最高峰リーグに参戦し、さらに成長した姿を見せてくれました。リーグの特徴でもある激しい球際の攻防やマッチアップを繰り返す中で心身ともにタフになってきたと感じますし、スピーディーな攻守の切り替えを体感することで、視野も広がり、グラウンド全体を見渡して的確で速い判断力も備わりました。

 南野の真価が問われるのは来季になりますが、あえて注文を付けるならば、やはり得点です。出番が限られているところでインパクトを残すにはゴールしかありません。そのためにも来季開幕前の合宿が非常に重要。そこで同僚とコミュニケーションを取り、連係力を高めていくことが求められるでしょう。

 ドイツ1部ドルトムントの指揮官時代に日本代表MF香川真司(31=サラゴサ)を指導したユルゲン・クロップ監督も期待しているのは得点に絡むことではないでしょうか。今後の日本代表をけん引する存在ですから、リーグ屈指の強豪でさらに実力を磨いてほしいです。