米大リーグ機構(MLB)に大きな衝撃が走った。マーリンズは27日(日本時間28日)に本拠地マイアミで予定していたオリオールズ戦の中止を発表した。

 マーリンズでの新型コロナウイルス感染拡大は、ヤンキースにも影響を及ぼした。米大リーグ機構(MLB)は27日(日本時間28日)にフィラデルフィアで開催予定だったフィリーズ―ヤンキース戦の中止を決定した。マーリンズが26日(同27日)までフィリーズの本拠地で試合を行っていたためだ。予定されていた田中将大投手(31)のオンライン会見も急きょキャンセルされた。

 ヤンキースは26日のナショナルズ戦後にワシントンからフィラデルフィアに移動し、ホテルで待機している。マーリンズが使用したビジター用クラブハウスのスタッフが全員自主隔離となったため地元ニューヨークからスタッフを呼び寄せたが、フィリーズの選手やコーチらが受けた新型コロナウイルス検査の結果次第では28日(同29日)の試合もキャンセルされる可能性がある。

 こうした緊急事態を受け、ニューヨークのメディアは電子版で速報。デーリー・ニューズ紙は「マーリンズでのアウトブレークでヤンキースの試合は中ぶらりん」、ニューズ・デー紙は「必然と考えられる事態が発生するまで開幕から1週間もかからなかった」、NJ.comは「シーズンがキャンセルされる危機か?」と伝えた。