大谷瞬間KO「疲れる前に終わった」 マドン監督は休日なし打者起用示唆

2020年07月27日 11時32分

初回、捕手のカストロ(右)とマウンドで言葉を交わす大谷。表情はさえない(ロイター=USA-TODAY-Sports)

【ロサンゼルス発】毅然としたコメントもそのショックは相当だったようだ。26日(日本時間27日)のアスレチックス戦で、まさかの3分の0、5失点でKOされた、エンゼルス・大谷翔平投手は試合後、日米メディアに対応した。

「ゲーム感というか、バッターを抑えにいくという気持ちよりも、球を投げることに集中していたので、そこら辺かなと思います。緊張はもちろんしますし、久々のリズムというか、スケジュールも含めて、フワフワした感じはあったかなと思います」

 こう振り返った大谷だが、もちろんその表情は厳しい。本来は質問が尽きるまで丁寧に対応するが、この日はさすがにショックだったのか、その場を早く去りたがるしぐさを見せた。

 球速は最速で95マイル(152・4キロ)をマークした。特に球速に対する意識はなかったそうだが「腕がいまいち振り切れていなかったっていうのは、あるかと思います。フォークも…投げる前に終わってしまったって感じですね。スライダーもそうですけど」。手術したヒジやヒザの状態は、試合後の段階では問題ないとしたが「そんなに投げていないですし、体的にも疲れる前に終わったかなという感じです」と無念さをにじませた。

 次回登板については未定。しかし、マウンドの借りはマウンドでしか返せないのは本人が一番分かっている。「いろいろやる前に1個アウト取って落ち着きたい、そういう気持ちがうまくいかないところだったので、1つ1つアウト取っていく、そういうところかなと思います」。打者としては今季初安打をマークしている。まずは投手復帰の第一歩となる1アウト、そして初勝利へとつなげていきたい。

 通常なら登板翌日は休日。しかし、マドン監督は試合後、大谷が少ない投球数で終わったことなどを考慮し、翌日にも指名打者で出場させる可能性を示唆した。当然、大谷も望むところ。「反省するところはもちろん、その通り反省して。明日からも試合はあるので、まずは切り替えて打席に集中したいと思います」と前を向いた。厳しいスタートとなったが、二刀流としての2020年シーズンがついに幕を開けた。