ヤンキース・田中将大の頭部に打球直撃 主砲ジャッジらがメディアに怒り「倒れている者を撮り続けるなんて…」

2020年07月06日 11時00分

ヤンキース・田中将大

 ヤンキースの田中将大投手(31)が4日(日本時間5日)の練習で頭部に打球を受けて倒れ込んだ映像や写真が拡散したことに対し、主砲のアーロン・ジャッジ外野手(28)らが怒りを爆発させた。キャンプ再開初日、実戦形式の投球練習で田中はマウンド前に防御ネットを置かずに登板。ジアンカルロ・スタントン外野手(30)が放った弾丸ライナーがよける間もなく右側頭部を直撃し、そのままマウンドに倒れ込んだ。トレーナー陣が駆け寄ったがすぐに起きることはできなかった。

 その姿を記者席からスマートフォンやカメラなどで撮影するメディアに対してジャッジらが撮るなとばかりに怒りの表情で腕を振る場面もあった。ジャッジはその後、自身のツイッターで「みんな仕事があるのはわかるが、球場でケガをして倒れている者を撮り続け、それもズームインすることは受け入れがたい! 同僚だろうと、コーチだろうと、ファンだろうと関係ない! 田中のために祈ろう!」と猛批判した。

 また、グレイバー・トーレス内野手(23)も2回に分けて怒りのツイート。「それぞれが仕事をして、我々のすべてを見せたいのは分かる。だが、チームメートに起きたアクシデントの一部始終を見せるのは適切だと思えない。いろいろなソーシャルメディアであの動画を見ることは不快に感じる」「何が起きたか書くのは理解できるが、あの瞬間を見せるのはやめろ。田中を祈ろう!」と強く抗議した。アーロン・ヒックス外野手(30)やタイラー・ウェード内野手(25)らもリツイートして同調している。

 幸いなことに精密検査の結果、田中に異常はなかった。自身のツイッターで「ご心配をおかけしております。患部に痛みはありますがそれ以外は元気です」と報告した。ただ、脳震とうのような症状があったため、米大リーグ機構(MLB)のガイドラインに沿って復帰を目指すことになる。23日(同24日)か24日(同25日)の開幕から先発ローテーションに入るのは厳しそうだ。