大リーグ選手会が60試合制を否決

2020年06月23日 11時00分

 米大リーグ選手会は22日(日本時間23日)に臨時の理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている開幕について米大リーグ機構(MLB)から提案された年俸が試合数に比例した60試合制を否決した。理事8人と30球団それぞれの代表者1人の計38人が投票し、反対33で賛成は5だった。米スポーツ専門局ESPN(電子版)などが一斉に速報した。選手会はMLBの提案を受け、70試合制を対案として示したが拒否されていた。

 MLBと選手会は5月12日(同13日)に協議を始め、レギュラーシーズン162試合からの縮小に伴う年俸削減幅で激しく対立。今月13日(同14日)には選手会が交渉終結を宣言した。同17日(同18日)にMLBが年俸が試合数に比例した60試合制を提案。少しではあるが、初めて選手会に歩み寄りの姿勢を見せたため、合意が期待されたものの、結局、物別れに終わった。これにより、今季のメジャーは強行開催権を持つマンフレッド・コミッショナーの決断次第となった。

 選手会は否決となったことを公式ツイッターで報告するとともに、「近日中に、MLBと安全面、健康面に関する協議をまとめ、そしてリーグからのキャンプ及び2020年シーズンのスケジュール案を待つことにします」との声明文を発表。USAトゥデー紙のナイチンゲール記者は自身のツイッターに「コミッショナーは7月29日(同30日)に始まる60試合制を実施する見込み。公式発表にはなっていないが」と投稿した。果たして開幕できるのか…。