MLB「中止」一転60試合制で合意へ 7・20か21開幕

2020年06月18日 11時30分

マンフレッド・コミッショナー(ロイター)

 米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは17日(日本時間18日)に「私の要望により、昨日(16日=同17日)、(アリゾナ州)フェニックスで(選手会専務理事の)トニー・クラーク氏と数時間にわたって面会し、合意に向けた大枠を共同で進めるに至った」という内容の声明文を発表した。

 声明文によるとMLBは同日、その大枠を基にした提案書を選手会に送付した。マンフレッド・コミッショナーは「球団(のオーナーたち)が前進し、トニー(や選手側)も同様であると信じている」と、最後を楽観的な一文で締めくくった。

 米スポーツサイト、アスレチックのケン・ローゼンタール記者は自身のツイッターで詳細を速報。新たな開催案は「70日間で60試合」「レギュラーシーズンは7月19日(同20日)か20日(同21日)に開幕」「年俸は試合数に比例した満額」「出場チーム数が拡張するプレーオフは2020年と21年に行われる」「MLBに対する苦情や抗議の放棄」が盛り込まれているという。

 USAトゥデー紙(電子版)は「両者は再び18日(同19日)に協議を行い、19日(同20日)には何らかの公式な約束を取り付けたいとしている」と報じた。ただ、選手会が試合数を増やすことを要求する可能性があり、まだ紆余曲折が予想される。

 協議難航の原因は年俸。選手会は一貫してMLBと3月26日(同27日)に試合数に比例した年俸で合意済みの姿勢だが、無観客で大幅減収になることからオーナー陣は難色を示し、MLBは年俸を削減する開催案を再三提出した。6月8日(同9日)に7月前半開幕、76試合制で試合数に比例した年俸の半額を保証する案を示すと、選手会は翌日に7月10日(同11日)開幕、89試合制を対案として提示。

 さらにMLBが6月12日(同13日)に72試合制の案を提出するも、選手会は13日(同14日)に拒否して協議打ち切りを宣言した。これを受け、マンフレッド・コミッショナーは15日(同16日)に「(今季開催に)自信はない」と今季中止の可能性を示唆していた。