MLB提案「50試合制」の「良」と「悪」

2020年06月08日 11時30分

【マサチューセッツ州ボストン発】新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっているレギュラーシーズン開幕を巡り、米大リーグ機構(MLB)と選手会の交渉が行き詰まっていることから、複数の米メディアは7日(日本時間8日)までに7月上旬の開幕が困難になったと指摘している。

 MLBとオーナー側による最新の提案は「50試合前後の実施と、試合数に比例した年俸を支払う」。一方、選手会側は年俸の70%確保を念頭に114試合制を逆提案したが即座に却下され、両者の溝は深まるばかりだ。

 米スポーツサイト、アスレチックのローゼンタール記者は「50~60試合を8月からスタートさせることは可能」と意見を述べているが、妥協できるのか。

 米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは7日に「50試合制がグッドアイデアであり、バッドアイデアの両方である理由」と題する分析記事を掲載した。

「良」としたのは、どの試合も質が高まることから、より多くのチームがプレーオフ争いに絡めそうなことと、ベンチ入り枠が30人に広がることを挙げた。

 一方、「悪」としたのは、試合数が少ないことから、4割打者の出現も考えられる個人成績やマイルストーン(節目の記録)、個人タイトルの評価。先発機会が10~11試合になることが見込まれるスター級の先発投手に及ぼす影響、それに大幅な収入減となる選手への影響などだ。