MLBが選手会の提案を拒否 メジャーは今季50試合に?

2020年06月04日 16時30分

【マサチューセッツ州ボストン発】米スポーツ専門局ESPN(電子版)は3日(日本時間4日)に米大リーグ機構(MLB)は選手会側が提案していた公式戦114試合制と試合数に比例した年俸の受け取りを正式に却下したと伝えた。支出を抑えたい球団側と年俸の大幅削減に反発している選手会の協議はさらに混迷するだろう。

 交渉決裂という最悪の事態も考えられるが、同日のニューヨーク・ポスト紙(電子版)は衝撃情報を伝えた。MLBのマンフレッド・コミッショナーは、3月末に選手会と合意した「試合数に比例した年俸を支払う」の約束を守れば、(試合数や期間の)長さに関係なく、一方的に公式戦の開催を実施する権利を持っているという。また、同電子版はマンフレッド・コミッショナーが抱いているレギュラーシーズンの構想が40~60試合だが、その中間あたりの48~54試合の間になるのではないかと予測した。仮にシーズン54試合となった場合、選手たちに支払われるのは年俸の33%。感染リスクと引き換えるには十分ではない金額と捉える選手もいれば、出場機会を得るチャンスと考える選手もいるだろう。選手会内で意見が分かれる可能性もある。

 MLBが選手会の提案した114試合を拒否したことは米メディアでも波紋が広がっている。ニューヨーク・ポスト紙のコラムニスト、ジョエル・シャーマン氏は自身のツイッターを更新。「今日、MLBが今季再開するかどうかについて、両サイド(MLBと選手会)から悲観的な意見を聞いた。

 それまで両者がうまく合意できると信じていた人々は、今はもう懐疑的だ」と悲観的だ。一方、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は可能性ありと見る。自身のツイッターに「MLBがオファーを否定したことに悲観的な意見ばかりが多いが、頭のいい奴らはまだ方法があると信じている。まだオファーされていないが、選手らは日割り給料が全額出るなら82試合をプレーする可能性がある」と投稿した。