MLB「レギュラーシーズン50試合案」に選手会の猛反発

2020年06月03日 11時30分

【マサチューセッツ州ボストン発】新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっているレギュラーシーズンの7月上旬開幕を目指す米大リーグ機構(MLB)と選手会の協議は合意に達していない。年俸削減幅を巡り、MLBと選手会の隔たりが大きいからだ。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)は1日(日本時間2日)にMLBがレギュラーシーズンを50試合とする案を検討していると伝えた。同電子版によると114試合制なら選手は規定額の70・7%を手にすることができるが、50試合制なら30・8%にまで下がるという。選手会の猛反発は必至だ。

 また、無観客での開催で大幅に収入が減ることから一部のオーナーは今季中止を望んでいるという報道もある。

 2020年シーズンは不透明だ。ESPNのオルニー記者は、もし今季が中止になれば「野球は北米スポーツ界で(ファンから)そっぽを向かれる存在になる」と警鐘を鳴らした。

 MLBは5月12日(同13日)に7月上旬に開幕の82試合制、総収入を球団と選手で折半する開催案を提示。選手会の反発を受け、同26日(同27日)に年俸に応じて削減幅が大きくなる案を示した。これを拒否した選手会は同31日(同1日)に114試合制などの対案を示している。