米スポーツ専門局ESPN(電子版)は10日(日本時間11日)に米大リーグ機構(MLB)が従業員らに新型コロナウイルスの抗体検査を行っていたと報じた。26球団の5754人が検査を受け陽性率は0・7%だった。

 検査は4月半ばに行われ、その2週間前に熱があった人は2・7%、頭痛があった人は14%、咳があった人は8%、味覚や嗅覚に障害があった人は0・9%だったという。

 MLBから調査やデータ集計などの依頼を受けたスタンフォード大のバッタチャリヤ教授は「もっと大きな数値を予想していた」そうで、「陽性反応を示した人のうち、70%が無症状だった」ことも明かした。感染防止の取り組みが成功しているようだ。