MLB公式サイトが発表 ダルビッシュがサイ・ヤング賞有力候補に

2020年03月30日 16時30分

オープン戦では好調だったダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期されている中、米大リーグ(MLB)公式サイトは29日(日本時間30日)に「サイ・ヤング賞を獲得していないベスト投手」と題した特集記事を掲載した。サイ・ヤングは153年前のこの日に生まれた。カブスのダルビッシュ有投手(33)は「まだ受賞の可能性あり」のカテゴリーでトップ5人に選ばれた。対象は通算1000投球回以上の投手とした。

 サイ・ヤング賞はその年に最も活躍した投手に贈られる。メジャー歴代最多の511勝を挙げ、1955年に他界したヤングをたたえて56年に制定された。当初は受賞者がMLBで1人だったが、67年からア、ナ両リーグで1人ずつとなった。

 ダルビッシュはレンジャーズ時代の2013年に投票でア・リーグ2位となったのが最高。メジャー1位の277奪三振を記録したが、21勝を挙げたタイガースの右腕マックス・シャーザー(現ナショナルズ)に敗れている。

 同サイトは「一見すると最近2年間の防御率が4・16で33歳の投手がサイ・ヤング賞の有力候補とは思えない。だが19年のオールスター戦後に限っては81回2/3を投げて118奪三振7四球で防御率2・76と一変した」と復活を強調。「多様な武器が9回当たりの三振奪取率でMLB(最低1000投球回数)の歴代1位(11・1)に立たせている」と評価した。

 ダルビッシュの他に「まだ受賞の可能性あり」にランクインしたのはレッドソックスの左腕クリス・セール、ナショナルズの右腕スティーブン・ストラスバーグと左腕パトリック・コービン、ヤンキースの右腕ゲリット・コールだった。

 また、他のカテゴリーで選ばれた主な投手は、同賞制定前の「56年以前」では通算417勝のウォルター・ジョンソン、「引退」では歴代最多5714奪三振のノーラン・ライアン、「現時点では可能性が低い」ではブレーブスのコール・ハメルズらが選ばれた。