ブルージェイズ・山口 開幕遅れで「日本に帰ることもあるかもしれない」

2020年03月17日 11時30分

報道陣の取材に応じる山口

【フロリダ州ダンイーデン発】ブルージェイズの山口俊投手(32)は16日(日本時間17日)にチームのキャンプ施設でキャッチボールなど自主トレで汗を流した。その後に報道陣の取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大によりメジャーの開幕が大幅に遅れる影響や、今後の調整について心境を語った。

 山口は前日にも施設を訪れて遠投などで調整したという。10日(同11日)に登板したヤンキース戦で3回を2安打1失点に抑え、最速94マイル(151キロ)を計測。下半身主導のいいフォームが出来上がり、これからさらにギアを上げていくところだった。

「次の登板を楽しみにしてたんですけど、そんなことを言っている状況でもないですし、ファンのみなさんが安心して来れる状況でまた試合ができることが一番だと思います。そこに向けて僕らは調整するだけだと思っています」と複雑な心情を語る。

 今後のトレーニングに関しては「今月はこっち(フロリダ)でやろうかなと思っているんですけど、それからはちょっと家のレンタルの部分もあるし、いろいろあるので状況見ながらやっていこうかなと思っています」と4月以降は検討中とのことだ。

 MLBは16日に2020シーズンの開幕をさらに遅らせると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため米疾病対策センター(CDC)が15日(同16日)に今後8週間、50人以上が集まるコンサートやイベントなどを見合わせるよう要請したことを受けたもので、一部では開幕が5月下旬から6月にズレ込む可能性もあるとの報道もある。

「もしかしたら(4月以降は)日本に帰ることもあるかもしれないですし、どこでどうするのが正しいのか、一番ベストなのかを決めかねています」と先の見えないメジャー1年目の幕開けに困惑気味だ。

 ブルージェイズはカナダ(トロント)に本拠地を置く唯一のメジャー球団。そのカナダのトルドー首相は16日に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、自国民や永住者以外の入国を原則として禁止すると発表した。米国民や各国の外交官、自国民の近親者は例外として入国を認めるとしているが、山口の場合は不明だ。

 状況は日に日に悪化している。モチベーションを維持するのも容易ではない。山口は「開幕(日が)わからないときついですよね。でもそれよりこういう問題が一日でも早く治まることが一番大事だと思うので」と祈るような表情で早期の終息を願った。