MLB開幕は早くて5月中旬 米疾病対策センターの要請受け再延期

2020年03月17日 11時30分

【ロサンゼルス発】米大リーグ機構(MLB)は16日(日本時間17日)に2020シーズンの開幕をさらに遅らせると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため米疾病対策センター(CDC)が15日(同16日)に今後8週間、50人以上が集まるコンサートやイベントなどを見合わせるよう要請したことを受け、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが東部時間正午から30球団の代表者と電話会議を行い、対策を協議。再延期を発表した。具体的な日時は明らかにされていないが、8週間自粛となれば、開幕は早くて5月中旬となる。

 MLB公式サイトは「ファンらにはできる限りスケジュールの情報をアップデートします。大リーグのチームは、開幕後はできる限り多くの試合を開催する気持ちで一致団結しています。我々はしっかりと状況を追い、最大限の注意を払いながら公衆衛生の専門家らの勧める策に従っていく所存であり、野球ファンの皆さんも同様にしてほしいと思います」との声明を掲載した。

 MLBは12日(同13日)にオープン戦の中止と26日(同27日)の開幕を少なくとも2週間遅らせると発表。早ければ4月9日(同10日)に開幕するとしていたが、マンフレッド・コミッショナーは「4月9日はない」と電話会議の後、報道陣らに伝えた。

 USA TODAY紙(電子版)は15日に2人のメジャー球団幹部の話として「メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)が行われる週まで延期される可能性がある」と報じている。今年のメモリアルデーは5月25日(同26日)だ。オープン戦が中止になり、キャンプも中断していることから選手の再調整の時間も必要だろう。6月にずれ込むことも考えられる。

 開幕が5月中旬以降にずれ込んだ場合、162試合を消化し、プレーオフを戦い、ワールドシリーズを行うことは極めて厳しい情勢だ。前年から続いたストライキの影響で開幕が4月25日と遅れた1995年はレギュラーシーズンを144試合に短縮した。今後、感染拡大に歯止めがかからなければ、並行して日程短縮も検討されることになりそうだ。