田中が自動車整備士に ヤンキースのPRビデオに出演

2020年03月12日 11時30分

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(31)は11日(日本時間12日)に次回登板予定の13日(同14日)のタイガースとのオープン戦に備えてブルペン投球で調整した。完全習得を目指しているライズ系とジャイロ系の2種類のカットボールを3球ずつ交えてセットポジションで13球、ノーワインドアップで12球、合計25球を投げた。

 田中は今年のオープン戦でこれまで3度先発して8回2/3を投げ、1本塁打を含む3安打2失点、11三振1死球、防御率2・08とシーズンへ向けて順調だ。

 ブーン監督は田中の安定した投球に「キャンプの初めからずっと好調を続けている。対戦機会が多くなる左打者に対して、フォームの修正により効果的な球を投げて結果を残している」と満足している。今年のオープン戦で初のナイター登板となるタイガース戦も期待できそうだ。

 このほどヤンキースは先発投手陣による今季のPRビデオをチームの公式サイトで公開した。田中をはじめ先発陣が自動車修理工場の整備士に扮した映像で、題して「ウィフのガレージ」。ウィフとは野球英語で空振り三振を意味する。

 進行役を務めるのは新加入でエースのコール。「パンクやバッテリー上がりなど必要なことは何でもやります。スタートするなら我々を頼ってください。最適なタイヤのローテーションを約束します。誰も負かせない」とアピール。

 田中は上がったバッテリーを始動させるために使用するジャンプケーブルを持ち、開けていたボンネットを勢いよく閉めて「レディー・トゥ・ゴー(準備できたぜ)」と声を張り上げる。ハップはタイヤを交換して「準備完了」、パクストンが「いい一日を」と車を見送ったところで終わる。

 ただ、右ヒジの靱帯再建手術を受けて今季絶望のセベリーノは出演せず、ハップとパクストンは故障で開幕に出遅れる。世界一奪回を目指して編成された先発ローテションだが「レディー・トゥ・ゴー」はコールと田中だけ。のしかかる負担をはね飛ばす快投に期待だ。