田中 オープン戦で2試合連続無失点&無四球

2020年03月09日 12時49分

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(31)は8日(日本時間9日)に本拠地でのブレーブスとのオープン戦に先発し、3回2/3を1安打無失点、4三振無四球だった。打者12人に52球を投げた。これで前回登板の3日(同4日)のレッドソックス戦に続いて2試合連続無失点で無四球。最速は90マイル(約145キロ)だった。

 貫禄の投球だった。立ち上がりは昨年41本塁打のアクーニャをフルカウントから8球目のスプリットで空振り三振。スワンソンに右前打されたが、ダーノーを三ゴロ、デュバルをスライダーで三振に仕留めた。

 2回は遊ゴロ、三ゴロ、遊ゴロで三者凡退。3回は右飛、一ゴロで二死を取り、再びアクーニャに対してカウント3―2から今度は6球目のスライダーで空振り三振。4回は左飛後にダーノーからスライダーで見逃し三振を奪ったところでマウンドを譲った。

 ベンチへ引き揚げる田中に、スタンドを埋めたヤンキースファンから大きな拍手。しかし田中自身は「投球の内容的には前回の方が良かったです」と決して満足はしていない。

 初回に先頭アクーニャに8球を費やし、次打者に安打されたことを「少しトラブルがあったり、球数がかかったりして消化したイニングもありましたし」と考えている。とはいえ、「全部さくさく行ってもしょうがないので。今はいろいろ起きてる方がいいんでシーズンに向けてすごくいいステップになったと思います」と今回の登板も収穫と受け止めた。

 一方でブーン監督は田中の2試合連続零封に「マサはスプリングトレーニングを通じて本当にいい状態だ。今回も右打者へのカッターを含めて再び好投した。スプリットも良かったと思う」と上機嫌だ。また、米メディアからは「すでにシーズンへ準備ができているようだ」といった声も飛んだ。ヤンキースと7年契約の最終年、そして自身初のワールドシリーズ制覇へ、田中の求めるレベルは高い。妥協することなく開幕に備える。