ダルビッシュ 俺コロナかも「今病院です」6日レンジャーズ戦の試合開始前に登板回避

2020年03月06日 11時00分

オープン戦初登板となった2月29日の試合中、ダルビッシュはこんな表情も見せていた(ロイター=USA TODAY Sports)

【アリゾナ州メサ発】カブス・ダルビッシュ有投手(33)が新型コロナウイルスで危機一髪!? ダルビッシュは5日(日本時間6日)に予定していたレンジャーズとのオープン戦の先発を回避。新型コロナに感染した可能性もあるとして、そのまま病院に直行したのだ。自身のツイッターでインフルエンザ検査の結果は陰性と報告したが、新型コロナのウイルス検査を受けたかどうかの言及はない。大丈夫だと思うが――。

 オープン戦初登板となった2月29日(同1日)のブルワーズ戦でダルビッシュは2回1失点で敗戦投手になったものの、1本塁打を含む2安打3三振、無四球と安定した内容。最速は98マイル(約158キロ)を記録した。2試合目のレンジャーズ戦も期待されていた。ところが、試合開始前に登板回避が発表された。

 ダルビッシュは自身のツイッターで「昨日から咳をしていて、コロナの可能性がないとは言えない状況で勝手にクラブハウスに入るのが嫌だったので先に球団に話したら登板が無しになりました。。今病院です。熱はないはずなんで何もないことを祈ります。」と明かした。球団施設には来たものの、球団関係者と相談の上、病院に直行したもようだ。

 そのおよそ2時間後、自身のツイッターを更新。「熱もなく、インフルエンザも陰性でした」と報告した。エプスタイン球団社長は「明日には良くなっているはず」と軽症を強調した。

 どうやら最悪の事態ではないようだが、新型コロナウイルスの感染拡大に米大リーグ機構(MLB)も神経をとがらせている。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、MLBは各球団にサインを求めるファンから選手がボールやペンを直接受け取るのを避け、握手を自粛するなどの予防策を講じるよう各球団に通達したという。

 実際に感染者が確認されたフロリダ州でキャンプを行う球団では、筒香嘉智外野手(28)が所属するレイズが2日(同日深夜)の練習前に緊急ミーティングを開いて選手らに注意を促した。

 消毒液の使用と頻繁な手洗いを奨励し、握手やハイタッチの自粛を要請。握りこぶしやヒジをぶつけ合う行為が望ましいと伝えたという。パイレーツは徹底的に練習施設を消毒した。

 もう一つのキャンプ地のアリゾナ州ではエンゼルスの大谷翔平投手(25)が、予防策かどうか定かではないがファンにサインをする際に打撃用の手袋を着用していた。また、日本から取材に訪れた評論家のクラブハウスでの取材を認めなかった。

 また、別の心配もある。米国ではインフルエンザが大流行中だ。カブスではメジャーキャンプに招待されているマイナー契約の内野手のキプニスがインフルエンザの疑いがあり離脱中。ロス監督はオープン戦初戦から3試合の静養を余儀なくされた。

 メジャーは26日(同27日)の開幕まで3週間に迫った。地元メディアなどはダルビッシュを開幕投手の最有力候補に挙げている。右腕は再びツイッターを更新。「もう咳は落ち着いているので、今夜から明日の朝にかけて体調がこのままでしたら明日練習で3イニング投げる予定です」と説明した。大事を取っての回避ならまず安心だが、新型コロナの感染拡大は深刻な問題。まだ安心できない。