マエケン“先輩の貫禄”5年ぶり対決で筒香斬り

2020年03月02日 11時30分

【フロリダ州ポートシャーロット発】ツインズの前田健太投手(31)は1日(日本時間2日)にオープン戦2度目の登板となる敵地でのレイズ戦に先発し、2回2/3を投げ、1本塁打を含む2安打3失点(自責点1)、3三振2四球だった。打者14人に52球投げた。日米のファン、メディアが注目したレイズの筒香嘉智外野手(28)と米初対決が実現。左飛と右飛で2打数無安打に抑え、先輩の貫禄を示した。

 スタンドがなく一塁側から三塁側に強い風が吹き、スライダーを武器とする前田にとって曲がりが抑えられる難しいマウンドになった。立ち上がりは先頭のディアスにそのスライダーを中前にはじかれて無死一塁とされ、2番の筒香を迎えた。

 日本時代は48打数9安打、2本塁打、打率1割8分8厘と圧倒している。カウント1―2と追い込んで5球目のチェンジアップで左飛に打ち取った。後続を見逃し三振、四球、二ゴロで無失点で切り抜けた。

 2回は味方にペースを乱された。先頭のキーアマイヤーの飛球を走って追った左翼手がグラブに当てながら落球して無死三塁。続くスミスのゴロは一塁手が捕球。本塁への送球を狙ったが、間に合わずと判断して一塁のベースカバーに入った前田に投げたものの、間に合わず1点を先制された。8番・ウエンドルの4球目が暴投になり無死二塁とされた直後、甘く入ったスライダーを左越えに2ランを運ばれた。

 その後はきっちりと締め、左飛、空振り三振で二死を奪い、筒香と2度目の対戦。0―2からの4球目、スライダーを捉えられ、右中間に鋭い打球が飛んだ。前田も思わず「あっ!」と声を上げ、両ヒザに手を置いたが、強い逆風の影響もあって右飛に打ち取った。

 3回は空振り三振と中飛で二死を取り、次打者にストレートの四球を与えたところで降板した。

「結果的にはエラーもあったりして失点もしましたけど、投げてる感覚自体は良くなってきているので、順調かなと思います」と投球を自己評価。「新しく調整しているカットボールが良かったですね」と収穫を口にした。

 5年ぶりに対戦した筒香とは試合前に対面し、グラウンドを引き揚げる時にもベンチ前で軽く談笑。「対戦自体はすごく楽しめました。いい打者だと再認識したのでシーズンに入って抑えられるように努力したいと思います」と後輩を高評価。次の試合に向けては「狙ったところにまだまだ投げられてないので、狙ったところにしっかり投げていけるようにしたいと思います」と課題を挙げた。