【アリゾナ州スコッツデール発】レッズの秋山翔吾外野手(31)は27日(日本時間28日)に敵地でのダイヤモンドバックスとのオープン戦に「1番・中堅」で先発出場し、3打数無安打だった。オープン戦デビューからの連続安打は2で止まった。

 初回先頭の第1打席はメジャー通算119勝の左腕バムガーナーに対しフルカウントまで粘るも、最後まで高めのストレートにタイミングが合わず、空振り三振に倒れた。バムガーナーは立ち上がり用の調整か、2番アキーノまでの全10球がストレートで4つの空振りを奪い、ファウルにもさせなかった。

 2番手の右腕ゲラと対戦した3回二死無走者は、カウント1―1から内角高めの93マイル(約150キロ)のストレートを右中間へ打ち返すが、若干詰まった分、失速して中飛となった。

 3打席目は6回一死無走者で回ってきた。マウンドは5番手の右腕シェルフィ。カウント1―2からの4球目、93マイル(約150キロ)の高めのストレートを打ち、遊ゴロに倒れた。6回の攻撃を終え、お役御免となった。 

 秋山はバムガーナーの勝負球について「自分ではもちろんバットに当たると思って振りに行っている。それでも空振りしているというズレは修正というか、見逃せるボールなのか、振りに行ってファウルにするのか、確認しないといけない」と分析。遊ゴロに終わった3打席目は「もうちょっとコンタクトのしようがあったのでは」と振り返った。

 オープン戦で「多少は結果も求められているのが(西武時代との)違い」という。この日は無安打に終わったが、打席で見た13球は今後の糧になる。