ダルビッシュ 真っすぐの握りを修正できれば「すごい武器になる」

2020年02月14日 12時00分

ブルペンで投球練習するダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

【アリゾナ州メサ発】メジャー9年目を迎えたカブスのダルビッシュ有投手(33)は13日(日本時間14日)にキャンプ2日目で初めてブルペンに入った。受けてもらったのは昨季、何度もバッテリーを組んだカラティニだ。ボールの握りを何度も確認しながら立ったまま10球、座ってもらってからは力強いストレートを中心にカーブ、スプリット、スライダーを交え、34球を投げ込んだ。最速は93・9マイル(約151キロ)だった。

 ほぼ一球ごとに、投球板の後方に置いたスマホに送信されてくる球速や回転数などのデータを確認。投げ終えると持参していた手帳サイズのノートに5分ほどかけてメモを取った。ホットビー投手コーチは「ストロングだったね。変化球も、いつものキレがあった」と満足そうな表情だった。

 ダルビッシュは「力を入れているというよりも、球が走っていた。今はやっぱり、コントロールとかよりも、今年34になりますし、スピードがあるのかどうか、毎年気にはなるので、そこがクリアになればいい」と振り返った。

 この日のブルペンでは昨季の投球フォームで、右ヒジ手術前の握りでストレートを投げることに取り組んだ。

「トミー・ジョン(手術)をしてから、真っすぐの握りが変わってしまっているので、それを直す」と説明するとこう続けた。「まあ、どっちがいいか分からないけど、もともと投げていたような握りで投げようとすると回転軸とかがすごく安定する。今日初めて挑戦して、それで回転、スピン効率がどのくらいなのか、常に確認しながら(投げた)」

 ただ、ズレも感じたという。「球は走るけど、すごい違和感があるので、コントロールがやっぱり難しくて、そういう意味で荒れてはいましたけど、ちゃんと握って投げることができれば、多分、すごい武器になる」と語った。

 昨年は3試合連続12奪三振以上でレギュラーシーズンを締めくくったダルビッシュ。今年も期待できそうだ。