大谷がキャンプイン どうなる二刀流復活

2020年02月13日 11時30分

最長40メートルのキャッチボールする大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【アリゾナ州テンピ発】エンゼルスの大谷翔平投手(25)が12日(日本時間13日)にメジャー3年目をスタートさせた。二刀流復活が期待される今季。投手としての復帰は5月中旬が想定される中、大谷は焦ることなく、調整する。背番号17が打席とマウンドで躍動する日が待ち遠しい。

 大谷が自らハンドルを握って球場入りした。昨年までは水原通訳が運転する車の助手席が定位置だったが、昨年11月に運転免許を取ったという。「(昨年9月の左ヒザ手術後)ちょっと歩けるようになって、何もできなかったので取りました」と笑った。

 キャンプ初日はフィールドで他の投手たちとウオームアップ、最大40メートルほどのキャッチボールを行った後、室内ケージに移動して打撃練習を行った。

 2018年10月に右ヒジを手術したため、昨季は打者に専念したが、今季のテーマは二刀流復活。エプラーGMは投手としての復帰時期について「5月中旬に照準を定めている」とし、「開幕はDHで迎える」との見通しを示している。マドン監督はリアル二刀流での起用を示唆したという。

 チームにとっても大谷にとっても二刀流復活は重要だ。大谷は「一年一年勝負だなと思っている。1年目はちょっと投げましたけど、ほぼ僕の中では投げていないのと等しいので、もう一回このローテーションの中でしっかり回れるようにキャンプからしっかりやりたいなと思っています」と思いを吐き出した。

 調整については「スプリングトレーニングもそうですし、シーズン中もある程度制約がある中でやる感じにはなるかなと思うので、今年一年もまだリハビリだと思って、その中でしっかり結果も残したいですし、どっちもやらなくてはいけないので、まあ大変だと思いますけど、しっかりやることはやっていきたいなと思っています」と力を込めた。

 マウンド復帰へは焦らず段階を踏んでいく。術後初の全力投球を行うタイミングについては「(投手復帰が)5月中盤から逆算して決めていく感じかな。毎日毎日、キャッチボールと張りと確認しながらになる」と説明した。同時に、「不安はなくはないですね。バッターにも投げていないですし、バッターが(打席に)立つか立たないかで出力も変わったりする」と明かした。

 一方、打者としては順調だ。この日の打撃練習では右足を少し上げ、角度をつけた打球を連発した。「いろいろ試しながらいきたい」と多くを語らなかったが、「去年も打っていますし、そこは問題なくいけるかな」と打者としての出場には自信をのぞかせた。

 エンゼルスの今季開幕戦は3月26日(同27日)の敵地アストロズ戦。まずは打者として万全の状態で臨む。

 大谷は日本時間11日に亡くなった野村克也さんと対談した経験がある。「厳しい意見も頂いたこともありますし、個人的に対談したときには温かい言葉もかけていただいた。自分が感じたことに対して、ストレートなことを言ってもらえるので、すごく勉強になったかなと思う。選手としてもそうですし、本当に成長させてもらったかなと、すごく感謝しています」と名将への思いを語った。