マエケンが電撃ツインズ移籍 こだわりある先発3番手濃厚

2020年02月06日 11時30分

ツインズに移籍する前田(ロイター=USA TODAY Sports)

【ロサンゼルス発】米大リーグ公式サイトは4日(日本時間5日)にドジャースの前田健太投手(31)が3球団が絡む大型トレードでツインズに移籍すると伝えた。キャンプイン1週間前の電撃移籍に米球界は騒然となり、前田も少なからず衝撃を受けただろう。しかし、先発にこだわりながらメジャー2年目から救援としても起用されてきた右腕にとってこの移籍はプラスだ。

 同サイトによると、ドジャースはレッドソックスから2018年のMVPの外野手ベッツ、12年のサイ・ヤング賞左腕のプライスを獲得。年俸総額の削減を目指すレッドソックスにはドジャースの外野手バードゥーゴ、前田の交換要員となるツインズのプロスペクト(若手有望株)3位の右腕グラテオルが移籍する。

 前田は16年にドジャースと8年契約したが、基本年俸300万ドル(約3億3000万円)に抑えられ、出来高重視の変則的な内容。トレード拒否権はなく、トレードされるたびに前田が100万ドル(約1億1000万円)を手にする。また、付帯条項に背番号18が含まれるが、ツインズでは現在、捕手のガーバーがつけている。どうなるか。

 前田は毎年、先発へのこだわりを口にしていたが、先発投手陣が豊富なドジャースでは5番手か6番手の評価で、ここ3年はレギュラーシーズンの後半から救援で起用。便利屋的な役割に同情する地元紙の報道も少なくなかった。

 ツインズは昨季、打線がメジャー最多の307本塁打を放ち、ア・リーグ中地区を制したものの、先発陣は手薄。前田は昨季14勝のベリオス、同15勝のオドリッジに次ぐ3番手になるだろう。

 今回の電撃トレードを受け、ドジャースファンはベッツの加入を大歓迎。前田について「ツインズだったら先発をもっとさせてもらえると思う」「頑張ってほしい」と、エールを送る。一方、ツインズファンはツイッターでプロスペクト3位の流失に「悔しい」「どうして?」などと納得できない様子だ。

 ただ、ミネソタの地元メディアは前田に対して好意的。地元ラジオ局SKOR Northのパーソナリティーのゴフ氏は「前田の昨シーズンの空振り率14・6%は去年のツインズの先発の誰よりも高い」とツイート。同局の電子版では「前田はツインズの先発ローテをより前進させる。彼の加入は、地区優勝なんかでなくワールドシリーズに行くチームであるとフロントが気づいた証拠」と伝えている。メジャー5年目を新天地でスタートする前田。活躍に期待だ。