ブルージェイズ、レイズ、レッズ 日本人3人が移籍した球団の愛称の由来

2020年02月08日 11時00分

筒香(中)はレイズ入団会見を行った(ロイター=USA TODAY Sports)

【ネット裏・越智正典】山口俊がトロント「ブルージェイズ」に行く。筒香嘉智がタンパベイ「レイズ」へ。秋山翔吾はシンシナティ「レッズ」。チームの愛称は野球が始まる春は呼ぶだけでたのしい。が、私は由来を知らない。そうだあー。堤哲氏から頂いた「野球博覧」に出ていたと思い出した。

 堤氏によると毎日新聞社の論説委員、編集委員がつくった草野球チーム「大東京竹橋野球団Sライタース」は、日本野球発祥の地(学士会館)に一番近いチームなのが誇りで、創立30年を迎えて記念誌を自費出版(非売品)。それがこの本で2014年2月初版。制作東日印刷編集室。私のような者にお贈り下さったのは、松山商業、明治大学、毎日オリオンズの大型二塁手、マネジャー、野村輝夫氏にご指導頂いて来たのをご存知だったのだ。びっくりし、恐縮した。

 凄い本だ。表紙もカバーも全部写真で青バットの大下弘。昭和23年巨人南海開幕第1戦、満塁逆転サヨナラホームランの川上哲治。平山菊二、青田昇。球界の紳士別当薫。都市対抗別府星野組の火の玉投手荒巻淳。昭和24年秋、対SFシールズ第3戦、アメリカに負けるもんかとウイスキーをひっかけて登板した武末悉昌。大リーグ首位打者8回、打点王5回、ホーナス・ワグナー。ジョー・ディマジオ。テッド・ウイリアムス。読み始めた私は教えられることばかりであった。

 松崎仁紀氏が大リーグのニックネームについて書いている。松崎氏はこの本のあとがきに「5月の大型連休が明けたころに始まった編集作業が7か月余りたった雪だよりの届くころにようやく終わりました。野球の幅広さ、奥深さに改めて感じ入りました」。お人柄が思われる。

「トロント・ブルージェイズ 1977年カナダに誕生した2番目の大リーグチーム。ブルージェイ(アオカケス)は北米大陸東部に分布するカケスで体長25センチ。トロント市のあるオンタリオ州の州鳥になっている。3万通の応募があり4000通りの案の中から採用された。92年カナダのチームとして初めてワールドシリーズ優勝。翌年も勝ち連覇を果たした」

「タンパベイ・レイズ ナショナル・リーグのダイヤモンドバックスと一緒に1998年、創設された一番若いチーム。当初はデビルレイズと名乗ったが2008年からレイズに変更した。球団創立時、ニックネームを募ったところ7000通りの応募があった。南部フロリダ州にふさわしく、多くの案が『RAY、光線、輝き』という語を含んでいたことが命名のヒントに…」

「シンシナティ・レッズ 最初にプロフェッショナルを名乗った…とされるのがシンシナティ・レッドストッキングスで、1869年のことだった。赤いストッキングがチームの特徴だった。70年に130勝という圧倒的な強さを発揮したが、選手報酬の高騰から財政難に陥り主力選手の大半がボストンのチームに移籍。レッドストッキングという由緒ある愛称も一緒に持っていってしまい…シンシナティチームはこの年で姿を消した…。78年からレッズと改称した。1975、6年に強力打線を看板にワールドシリーズ連覇を果たしたころは畏敬の念をこめてビッグレッドマシーンと呼ばれた」

 3選手のキャンプインは近い。

=敬称略=(スポーツジャーナリスト)