レッズ・秋山の新天地での使命 チャンスメーカーとしての役割に集中

2020年01月10日 16時30分

笑顔で会見する秋山

 西武から海外FA権を行使して大リーグ・レッズへの移籍を決めた秋山翔吾外野手(31)が現地での入団会見を終え9日夜、帰国した。

 シカゴを経由し羽田空港に到着した秋山は「ようやくここまで来たなという感じ。監督、GMはじめ連絡するところには連絡して何人かのチームメートからは連絡が来た。寂しい部分もありますが(西武を)出ていく以上、しっかりした成績を残さないといけない」と改めて未知の世界に挑戦する決意を語った。

 すでに秋山は現地会見で「僕はパワーヒッターではないので(ボールへの)コンタクト、出塁、そしてチームの得点に貢献することに集中したいです。それが自分の強みだと思います」ときっぱり。メジャーでもこれまで通り、チャンスメーカーとしての役割に集中していく考えだ。

 それこそが、レッズがメジャーでのプレー経験ゼロの秋山に年平均700万ドル(約7億6300万円)の3年契約を提示した理由でもあろう。レッズと同じナ・リーグ球団の関係者は「多くの日本人プレーヤーの成績がメジャーに行けばおのずと日本時代の7掛けになる。違う文化、野球環境の中で“今まで通り”を再現することが一番難しい」としながらこう続けた。

「初見から相手のエース級を打ち崩すことは殿堂入りが確実なあのイチローでもなかなかできなかった。まず彼が目指すのはローテーションの3、4、5番手から高い確率で出塁を奪うこと。そして日本人左打者共通の課題である(右投手の)外のツーシームにいかにアジャストするか。規格外の大谷とは手足の長さが違う彼が外へ逃げるツーシームを強引に引っ張れば必ず引っ掛けてセカンドゴロを量産する。日々初対戦となる投手に対応しながら、いかに内角をさばいて外角ツーシームを引っ張らずにセンターから逆方向へ打ち返せるかが(キャンプ地)アリゾナでのテーマになってくると思う」

 あらゆる想定外を覚悟している秋山は今回の挑戦に対し「自分が日本でやっていたプレーが当たり前にできる環境ではないと思う。いろいろな事に驚かないこと。いろいろな事を先に考えておかないといけない」とヤクルト・青木からもらった助言を胸に新天地への決意を語っていた。