【マサチューセッツ州ボストン発】スポーツサイトのジ・アスレティックは3日(日本時間4日)付でブルージェイズの今季戦力に関する記事を掲載した。2年契約を結んだ新戦力の山口俊投手(32)について、2004年に横浜(現DeNA)でプレーしたピート・ウォーカー投手コーチ(50)の存在が助けになるだろうと指摘している。

 記事によると、山口の映像を見たウォーカー・コーチは「彼はしっかりと(投球を)組み立てていて、ストレートをうまくコントロールし、素晴らしいスプリットもあった」と評価。その上で起用法についてこう明かした。「ブルペン投手として、もしくは短いイニングで効果的なのは間違いないが、我々としては彼(の可能性)を広げるつもりだ」。米メディアは中継ぎ起用が濃厚と報じているが、柔軟に考えているようだ。

 また、同コーチは「彼は自分が何をする必要があるか分かっているはず。彼がワクワクするようなサプライズになるという予感がしている」と期待を寄せる。投手陣の立て直しが必須のチーム内で、山口がカギを握りそうだ。