【ニューヨーク14日(日本時間15日)発】本拠地ヤンキー・スタジアムで15日(同16日)に行われるアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発するヤンキースのルイス・セベリーノ投手(25)が会見を行い、「ポストシーズン(PS)で投げるのは初めてではない。楽しみだし、いい準備をして試合に臨みたい」と意気込みを語った。もっとも、今季も含めPSでは7試合に先発して1勝2敗、防御率5・33と納得できるものではない。

 それだけに、今季のPSで2試合に先発して2勝、防御率0・82の田中将大投手(30)の名を挙げ、「マサみたいに打球がフィールド内に収められるよう、たくさんのゴロアウトを取れるように心掛けたい」と、従来の三振の山を築く“剛”ではなく、打たせて取る“柔”の投球を誓った。

 ブーン監督は16日(同17日)の第4戦について、中継ぎ投手を先発で起用する「ブルペンデーを考えている」ことを明かした。現時点で当日の天気予報は雨となっており、順延の可能性もあるが、指揮官は「今は火曜(の第3戦)のことしか考えていない」と話した。

 初戦は田中の6回1安打無失点の好投もあって7―0と完勝するも第2戦は延長11回の激闘の末、2―3でサヨナラ負け。シリーズの流れを手にするためにも第3戦は重要だ。